fusiginekoブログは「dejavu-i」に移動しました→http://dejavu-i.com/
 

コラム:プチ起業について

自分流ブランド化戦略を考える

By IKUKO, 2010 年 4 月 9 日 9:17 PM

最近、普段着着物にハマって、毎日ヤフオク(ヤフーオークション)でリサイクル着物を探しています。

久しぶりのヤフオクですが、やっぱり、出品量は日本一。
毎日見ているので相場も分かってきて、だいたい落札価格の見当がつくようになってきました。

しかし着物は奥深いですね。季節によって種類や柄が違うし、着ていく場所によって選ぶ着物の格を変えるなど、いろいろな決まり事があるようです。
安いものでも新品を誂えるとウン十万という世界なので、まずはリサイクルで状態の良いものを探して、練習したいところ。

どうやら日本中の着物愛好家も同じ思いのようで、リサイクル品でも状態が良く、サイズが大きめのものは、どんどんせり上がります。人気の大島紬だと、万の位は確実です。

さて、およそ10年くらい前、突然夫が引きこもって生活費がゼロになった時、私が、パニックになりながらもある人の助言に従ってやり始めたのが、不要品オークションでした。
当時、私はモノを売ったことなど一度もなく、何がいくらで売れるか全然わかりませんでした。

私に助言してくれた人は、「もったいないって思っても、まずは安く出品しなさい。それが撒き餌になって人が集まるんだから」と言いました。

それで家中をひっくり返して、使ってないものはなんでもかんでも出品していきました。
たとえば、子どもの七五三用の正絹着物を1,000円スタート。
そうしたら、面白いように入札が進んで、結局1万円を超えました。

もちろん、いくら安くても全然売れないものもあります。大きくてかさばるため、送料がかさんでしまう商品とか、古い黒電話のように実用に耐えない嗜好品とか(黒電話は何回目かの出品で、アンティークマニアの人に売れましたけど)

何が売れて何が売れないか、やっていくうちにだんだん分かってきました。
人は、その商品の価値と価格を厳しく見極めます。
価値に対して安いと思えば買うけど、安くても価値がないと思ったら1円だって払いません。

では、価値とは何か。

オークションに於いて、それはずばり「ブランド」です。

私がその後、友だちから手に入れた子供服を売った時は、BeBe、メゾピアノ、シャーリーテンプルなど、なんでもいい、名の知れたブランドがついてさえいれば、どんどん売れていきました。そうでない服は新品未開封であっても、値段が1桁低く落札されていきました。

ブランドってすごいなぁって。実感した瞬間です。

だから、よく自分たちでデザインしたTシャツとかポストカードとかをネットで売ろうという話を聞きますが、私は正直「それは無理」って思うんです。
メンバーの中に、雑誌等で有名なイラストレーターがいるとか、個展で何百万も売ってしまうようなアーティストがいるというなら話は別です。日頃、自分の名前を出さずに仕事をしている商業デザイナーさんは、どんなに素敵な作品を作っても、売れない。

売るためには、作品のすばらしさに加えて「価値」が必要。

価値=ブランド=「ああそれ、知ってる」

だからもし自分ブランドを作りたいなら、日頃からあらゆる機会をとらえて、自分の名前(ブランド名やショップ名でもいい)を、強烈アピールしている必要があるのです。

商品が売れて有名になるのではないんです。
売れる前に「すでに有名である」ことが必要なのです。

さてこのパラドックスを、どう解消しましょうか。

…世界中の人が、今この瞬間も、必死にそのことを考えて、あの手この手でクリアしようとしています。
あなたも、自分流「有名になる方法」を考えてみてください。

ちなみに、筆文字つとむはまったくの知名度ゼロ=ノーブランドから出発しましたが、コツコツと実演販売をやり続け、WEBを作り続け、書き続けているうちに、リピーターが増え、いろんな業者さんと知り合って商品化できたりとか、少しずつ、ほんとうに少しずつ、ブランド化の途上にあります。

目立つことをやってテレビに取り上げてもらって…など、手っ取り早い手段を考えたことも何度もありますが、そういうのは本人の性に合っていないし、無理は続かないだろう。最終的には、今やってることをそのまま、1枚1枚心を込めて書き続けることしか、できることはないよね。っていう結論に至り、今後も「想いを伝えるお手伝い」をコンセプトに、やり続けていくことと思います。

今年は、私も「不思議猫招堂」というショップ名を作り、筆文字つとむ以外の作家さんの作品も扱っていこうと思っています。「不思議猫招堂」はただいま知名度ゼロ=ノーブランドですから、これからまたせっせとアピールしていかなくてはなりません。
私の場合はとりあえず名刺配りから始めていますが、ネットショップなのでメインはネットが中心になるかなぁ。と言っても「まめにブログを書く」「商品を増やす」など当たり前のことをやるだけですが。名刺だけ配っても魅力的なコンテンツがなかったら話にならないですからね。。

こうした作業を私は「種まき」と呼んでいますが、将来の収穫を想像しながら種まきするのはとっても楽しいです。
種はまけるうちにまいとかないと、芽が出て花が咲くまでに時間がかかりますからね。
思いついたことは今すぐ、はじめましょう。

次回は「原価について」です。

blog comments powered by Disqus

Themocracy WordPress Themes